monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

開けた2017年

 2017年明けましておめでとうございます!

 

 新年1日目からお越しくださっている方がいらして驚き&嬉しいです! 

 暮れのご挨拶を2日前にしたばかりなのですが年は明けました。

 なにはともあれ新年です。みなさんおせちは食べましたか。お餅は食べましたか。初詣には行きましたか。おみくじ引きましたか。私は中吉でしたが全項目ぼろっくそに書かれていたので中の下のようです。今年。無念。

 あ、年明け早々のBSプレミアムるろ剣は観ましたか。とてもるろ剣でしたね。

 来週京都大火もやるそうで! やったね!!!!!

 

 2日前の記事にも書きましたが、昨年中は本当にお世話になりました。

 たくさんの方とおしゃべりできて幸せでした。

 今年もたくさんの方とおしゃべりしたいです。

 4月からるろ剣だし。長い!早く4月になれよ!と思われた方、ミートゥーです。でも去年があの速さで過ぎたのですから、3ヶ月なんてあっという間に過ぎますよ。やばいっすね。

 

 時は止まらず諸行無常ですから、その時々のやれることをちゃんとこなせればいいなあと思います。他人事のように2017年の自分にがんばれよ~~いと言ってやりたいです。

 あと年明け早々とてもパンチの効いた出来事がありましたがいずれ語ります。

 2017年も、pixiv・ブログ共々おつきあいください。

 よろしくお願いいたします!

 

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 ・たくさん蒼操を書く

 ・毎月の北海道編レビューを書く

 ・蒼操スキーの方々とお近づきになる

  ・(オフ会)(興味がある)

 ・オリジナルをなんとかする

 ・蒼操に限らず色んな方とお話しする

 

 さて、以下に畳んでおいいたのは、2017年蒼操始めの蒼操です。

 正月休みかなにかをもらってどこかに泊まりに来た明治の蒼操。

 いびきがうるさいなあと思いながら書きました。

 

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 「蒼紫さま」

 布擦れの音に紛れて、薄く俺を呼ぶ声がした。

 「蒼紫さま。寝ちゃった?」

 こちらが寝ていることを前提とした声だ。が、つまりは、こちらを向けということなのだろう。そのくらいの察しはつく。望み通り俺は寝返りを打ってやった。少し顎を引くと、お、とでも言いたげな瞳に捕まる。

 「どうした」

 俺も布擦れに紛らして問い掛けた。操はもぞもぞと体をくねらせて俺にすり寄ってくる。掛け布団を内側から少し持ち上げてそれを迎えた。
 「ふふ」

 操からの答えはそんなものだった。そうしてそれの指すものは、俺にもすぐに分かる。
 「壮絶だな」
 「ね」
 「ああ」
 「一回気にしたら眠れなくなっちゃった」
 密やかに話すあいだにも、地を転がすような低い声――いや音が聞こえてくる。規則的に、半時以上も。隣の部屋から。
 「こんなふうにいびきかく人いるんだね」
 「不粋な」
 俺がそう囁いて操を抱き込むと、操はおかしそうに肩を震わせた。
 たまの休みにと旅行に来たはいいが、旅館が悪かった。と言うと語弊がある、部屋が悪かった。しっかりとした作りにはなっている。叩けば壊れるような(やろうと思えば別だが)ものでは決してなく、歴史はあるが寂れてはいない。問題なのは隣の部屋の客だ。余程心地よく眠っていると見た。壁ひとつ隔てたこちらにまでいびきが響いている。この部屋には俺と操しかいないので、果たして御庭番の耳にしか聞こえていないのか否かは分からない。なんにせよ隣人の快眠が俺たちの睡眠を妨害していた。
 「御庭番衆には入れないね、隣の人」
 「そうだな」末席に入れたとして夜襲で返り討ちに遭うのがおちだ。
 「みんなは寝息立てないし」
 「ああ」
 まさか部屋を変えてくれとごねるわけにもいかず、俺は操の頭に顎を寄せた。折角料理も湯も良かったのだが一気に興醒めしてしまった。これから操を抱いてしまおうか。知らぬ男のいびきを聞き続けるよりは、操の声のほうが万倍よい。だがお互いおやすみと床についてしまった後であるし、今さら気が変わったと言い訳して抱くのもなんとなく憚られる。それで穏やかに済んだ試しがない。
 もぞもぞと再び操が動いた。すると背中に縋ってくるもの――腕だ。操は俺の鎖骨あたりに額をすり寄せて、またおかしそうに笑った。
 「よかった、聞こえるのあたしだけじゃなくて。……くっついてたら眠れそう」
 「そうか」
 生殺しか。
 「でも一晩眠れなかったらどうしよ?」
 俺は操の頭から顎を外して、操と目を合わせた。
 「明日眠ればよい」
 「明日?」
 「ああ。二人で」
 「お昼寝するの?」
 「たまにはいいだろう」
 「うん、いいね。お昼寝。蒼紫さまがいるならなんでもいいや」
 可愛いことを言う。
 違う意味で眠らせないのも悪くない。やはり抱いてしまおうかと思いかけたとき、響くいびきが一層大きくなった。俺と操は目を見合わせて、苦笑いする操の額に苦笑いしながら口づけた。

 

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 (誰か蒼操の姫始め書いてください)