monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

ピッチと戦地

 

 年明けからイナズマイレブゥンに再熱している。⚽

 勝手知ったる10年来の超次元サッカーの世界。たのしいぜ。

 あの頃とは違う視点、違う捉え方で、

 同じ話を辿るのが、たのしくて仕方ない。

 (またの名を、毎冬の『神波』到来ともいう)

 

 いっぽうで、トランスフォ~マ~も忘れちゃいない。

 こちらはこちらで、WFCのこれまで考えていなかったところ、

 最終話の後って結局どうなったんだろうとか、

 地球にワープしてきた仕組みって…とか、

 アースライズで片っぽ突っ込んでた船って何?とか、

 そういうのを考えてみると、新鮮でとても楽しい。

 WFCは(何度も思うのですが)主人公サイドが「絶対正義」ではない、

 と思わせるところがねえ、最高…!!!

 

 たとえば「ある場所の調査を命じられたAさんが、現場での事故が原因で怪我をした」ということがあったとして、

 この「ある場所」ってのは前々から危ないとされていた地域で、調査はその問題解決のためだったとしますと、調査に行かせたことそのものは別に悪くはないですよね。たぶん。

 で、さらに現場での事故が、Aさんがうっかり転んじゃったとか、ダメゼッタイとされていたことをやっちゃったとかであれば、ますます「調査に行けと命じた側」の責任は薄くなる(かもしれない)と。

 ただ、どんな原因であれ、Aさんが怪我をしたことに変わりはないわけで。

 

 このときAさんやその友人は、作中で言う「悪」の組織で、

 調査を命じた側が、作中の「正義」の組織だったとしたら、

 

 この世に絶対の正義はないな、と、改めて思うわけです。

 フィクションの世界なのに強くそう感じる。

 

 基本的に、WFCシリーズは戦争のお話。

 誰がやられて、誰が撃って、という、

 イナズマイレブウンでは出てこない、命、の話が、

 各地でたくさん出てきます。

 それもまた、なんというか、イナズマとはまったく違う頭の使い方をしている感じで、楽しいのでした。

 

 トランスフォ~マ~は人間ではない生き物だから、

 地球ではない星に住んでいるから、というのも大きいかも。

 

 人間の文化とは違う考え方をしているはずなんだ……

 我々的にはタブーでも、彼らは平気なこととか……あるはずなんだ……

 

 文化や気候や思考の違いが、おもしろさの理由かもでした。

 死生観についての本を買おうと思いました。まる。