monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「ブラックジョーク」

 pixivに、「ブラックジョーク」をアップしました。


 R-18タグをつけると、表紙が表示されないのかしら。 

 真っ黒の表紙です。

 晩年のチャンとエン、そしてコンスタンティン(タトゥーマン)のお話。

 

 もしかしたら2018年最後の更新が、この、ただただ黒~~いお話のあとがきになっちゃうのか……!? 年末くらい景気よくいけないのか…!? とドキドキしている慶が、あとがきを語ります。

  いつも通り本編のねたばれ含みますので、まずはお話からどうぞー!

  ではボタンから!

 

 私の中では、

 チャンとエンの双子は、1811年生まれ、1874年1月没、という設定です。

 このお話は、1873年の12月末のもの。

 チャンとエンのマウント・エアリーの家に、コンスタンティンが遊びに来ている、というお話です。

 

 ところでコンスタンティン(タトゥーマン)というのは、

 

         

  ↑ です。

 この、ど真ん中の、赤マントに赤ホットパンツの彼。

 多分ね、本編でもなにかと目立つポジションにいるので、

 人によっては初見でアッサリ発見できるキャラクターかも。

 (ただし名前は出てこない)

 

 何度も言うように、グレイテスト・ショーマンではほとんどのオディティーズ(団員たち)がひっっっっっっとことも喋らないので、

 本当のところ、彼らがどんなキャラクターで、どんな喋り方で、どんな性格なのか、分かりはしないのです。

 なので今度のコンスタンティンのキャラ付けも、あくまで、慶個人の想像です。

 

 

 「ブラックジョーク」のテーマは、「老い」。

 老い、と一口に言っても、様々です。シンプルに年を重ねること。白髪や皺が増えてくること。身体が言うことを聞かなくなってくること。体力が落ちたり、食が細くなったり、病気しやすくなってしまったり。 

 そのすべてが悪いことだとは言えないのだろうなあ、と思います。

 というか、どんな人でも老いていくわけですし。

 長く生きているぶん、当然、色々なことをご存知ですし。

 最近はホラ、敢えて白髪染めせずに、メッシュを入れたりして、すごくおしゃれな方がいらしたりしますし。

 

 このお話で書きたかったのは、そういう、老いのプラスの面だけではなく。

 年を取ると性格が変わる人、というのが、一定数いるのではないかな、と思います。

 

 勿論、年齢が変わっても同じ人間ですから、ハイ60歳になりました!性格ガラッと変わりました!別人! なんてことにはなりません。逆に、たった1歳で性格変わったら怖いね。

 

 なんていうのかなあ、

 ちょっと強情さが増したり、

 喜怒哀楽が激しくなったり、

 みたいな。みんながみんなではないけれど。

 あくまで私の周囲の、特におじいさんには、こういう人が多いんですね。ハハ。(;´Д`)

 

 で、

 コンスタンティンとチャン&エンです。

 

 慶個人の想像……のコンスタンティンは、直情的で、気のいいあんちゃん、です。

 言葉遣いとか振る舞いは荒っぽいのだけど、決して単純な人ではなくて、

 人の気持ちとか人間関係とかに気を配れる、仲間思いの兄ちゃん。

 

 それが年を取ると、前述のように、強情さが増したり、感情の起伏(主に怒)が激しくなったりするんじゃないかな~~~~なんて……。

 怒りやすくなるったって、コンスタンティンは見境なくいちゃもんつけるような人ではないと思うので、

 「ブラックジョーク」では、チャンの発言にキレています。

 

 「エンなんかいなければよかった」と、チャンは淡々と話します。

 それがコンスタンティンにはショックなのです。作中でも語られていますが、チャンとエンの兄弟は仲良しで、「お互いがいなければよかった」なんてことは一度も言ったことがなかったのだそうです。慶の妄想です。

 仲良しのはずなのに、そんなことを言うなんて。

 どうしてそんなひどいことを言うのか。

 いなきゃよかった、と言われたエンが可哀想だ。

 「なんでそんなことを言う!」と、ガーーッと火がつくわけですが、コンスタンティンにはエンの態度も気に喰わない(というか、不思議な)もので。

 エンはエンで、怒るでも悲しむでもなく、けろっとしているものですから。

 

 で、彼なりの結論に辿り着くわけです。

 あんなことを言い出してしまったのは、チャンが病気で滅入っているせいだ。

 病気を治せば、あんな血迷ったことは言わなくなるはずだ、と。

 このへんも、敢えて短絡的に書きました。老いです。

 

 エンに対する結論も、彼なりに出したもの。

 あれが正しいのかどうか、間違っているのかどうかも、分かりませんね。

 

 作中では「チャンもエンも必死」と話されていますが、W.D.も、コンスタンティンだって必死です。

 みんながみんな、誰かを本気で心配して、本気でなんとかしようとしているのです。

 その方向と、考え得る手段が違うだけ。

 それらを受け入れられるかどうかが違うだけ。

 

 あと3ヶ月もすれば、きっと南のほうから花が咲き始めるでしょう。

 「あと3ヶ月」と取るか、「まだ3ヶ月」と取るか。

 うーん。精神の袋小路ですね。

 

 

 

 グレイテスト・ショーマン関連のお話に関しては、

 1月半ばくらいまで、こんな感じの暗~いお話が続くような気がしています。

 ごめん。楽しいのも考えてはいるんだけどね。色々あってね。

 

 

 イーーージョッ!

 ちょっと年を越す前に、2018年を振り返る的な、比較的明るめの話題をご提供して、monaho2年目を終えたいな~と思っています!

 今年はね、るろ北再開イヤーでもあったんですものね……御頭……ムッツリ……

 

 31日までに慶が何か書いてますように! 年末の大掃除の合間に、帰省の新幹線の車内で、またお越しください~~!