monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「哀れ」

 pixivに、「哀れ」をアップしました。

 

 哀れとは、何ぞや。

 

 アップする話が暗いの続きだよ~~~!!!!!

 「運命」「神さまへ」とは直接の関係はありません。が、チャンエンの晩年の話になっています。またしても。

 

 色々あってしばらく非公開にしていたのですが、ここらで公開設定にしました。暗くてごめん。ごめんて。

 

 

 さてさて、以下あとがきです!

 ネタバレも含みますのでまずは本編からどうぞ~。

 

 手記、という形を取っています。

 前回「運命」は、チャンとエンが二人きり、真夜中を過ごすお話でした。

 「神さまへ」は、エンの一人称で進みました。

 今回は第3者から見た、晩年の彼らを書きました。

 そのために、手記という形を取っています。

 

 晩年のチャンとエンが、それぞれに何を考えていたのかは、もう書いた。

 じゃあ、それぞれの思いを抱えた二人は、他人からしたらどう見えるのか?

 

 で、

 そのためにお医者さんを連れてきました。

 史実の彼らは30代で結婚してるので、晩年には2軒のおうちに奥さんや子どもたちと暮らしてたわけですが、これはあくまで「グレイテスト・ショーマン」の二次創作。結婚してないことにしました。ごめん。

 マウントエアリーにおうちがあった、というところだけを拾ってきて、お医者さんを連れてきて、舞台と役者は揃ったわけです。

 

 チャンは、自分の病気よりも、体を離したいということに必死。

 エンは、体を離したい云々よりも、チャンの病気のほうに必死。

 

 「運命」でも少し触れましたが、病気をしたチャンのほうが、エンに対して負い目?みたいなものを感じているのではないかなと思います。

 その瞬間を生きている彼らには分からないだろうけども、もしもチャンが病気をせずにいたら、彼らはもう少し長く生きることができたかもしれないですよね。(60歳ってのも、当時・そして結合双生児にしては長寿ですが)

 肺炎だろうが気管支炎だろうが苦しいだろうから、これまでみたいに二人で元気に動き回ることもできない。もし彼らが「普通の」双子だったら、ベッドに伏せっているのはチャンだけでよかったのに、二人の場合はそうはいきません。

 これも「運命」のあとがきで書いたことですが、二人とも、なんとなく分かっていたのではないでしょうか。どちらかが病気をして、どちらかが亡くなれば、どちらかも無事ではいられまい。ということ。

 

 チャンはそれが嫌なわけです。あくまでこれではね。

 苦しい思いをするのも、不自由な思いをするのも、僕ひとりでいいのに。

 体がくっついているから、僕ひとりの問題にはならない。

 エンを巻き込んでしまう。

 

 でも、エンからしてみれば、それは普通のことで、

 そんなの覚悟の上だよというか、

 

 うう。(;;)

 

 この、どうしようもないすれ違いが、晩年のチャンエンのポイントなのではないかな~と思います。実在した人にポイントとか言うのもアレですが…フィクションなので許してね。

 

 今度は明るく楽しいお話アップできればいいなあ。

 書いてはいるけどまだ出せないんだよなあ。これ。イベントまでに間に合うのかな。

 

 間に合わないかもな。(;・∀・)