monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「砂塵の王 2」

 pixivに、「砂塵の王 2」をアップしました。 

  アラビアン蒼操、第2話。

 

 前にpixivにアップしたのは「琴の糸/光芒」ですから……1ヶ月空いた!

 その間に神谷道場物語の件や半信半疑の件などがありましたが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。

 慶はこれを書いてました。

 

 あ、毎度のことながらねたばれ含むのでご注意。

 それでは下のボタンから!

 

 2話からいよいよ、操によるお話の始まりです。

 元ネタである「千夜一夜物語」は、最初と最後だけがシェヘラザードと王の話で、そのあいだはぜーんぶシェヘラザードの一人語りになっています。シェヘラザードが毎夜王にお話ししてあげてる風なのね。

 が、

 それをそのまんまやると、ただの紹介になってしまので、

 「砂塵の王」では要素としてちょいちょい挟むスタイルにしました。

 寸止めの上手な操。

 

 そしてそれに翻弄される御頭。

 御頭はますます情緒不安定というか、大丈夫なんでしょうか、これ。(;´▽`A

 書いていて不安になってくるほどの精神。ぐらんぐらんです。

 そんなセンチメンタル四乃森を癒やし隊、みさちゃん。

 

 みさちゃんがひっさげてきたお話ね~、おもろいですよね~。

 Wikipediaでは「斬られた女と三つの林檎と黒人リハンの物語」として紹介されています。あらすじは作中の通りです。

 あ、オチは書いてないか! オチはですね、うわ長いな、結局兄弟にはそれぞれ息子と娘が生まれて、子どもたち同士は結婚するんです。が、それまでが、ま~~長いので、気になる方はチェケラです→千夜一夜物語のあらすじ - Wikipedia丸投げでごめん。

 なんというか、アル・ラシード、かなり暴君感ありますよね。

 彼は実在の王さまらしいのですが、「見つからなかったらお前を死刑にするから」って、おいおい……堪ったもんじゃないぜ。

 

 そんな楽しい(?)お話を聞いて、王は段々楽しくなってくるのです。

 普段書いている蒼操は、圧倒的に両思い設定が多いので、ここがキッツイ! 御頭は操のことが気になるのを、心中で必死に言い訳してるんですね~~。はやく両思いになればいいのに

 いつになるか分からないラストはちゃんとハッピーエンドですので、ご心配なく。

 

 しかしそこからズンドコどん底に突き落とされる四乃森蒼紫。テンションのジェットコースターや!

 国王、という立場の人に会ったことがないし、勿論自分も違うので、王さまというのがどういう教育方針で育てられるのか全然分からないのですが、

 どんなに帝王学を叩き込まれたとしても、根が御頭なので、きっと暴君にはならないのだろうなと思っています。

 自分以外は全員下僕!みんな俺の言うことを聞け! ……みたいなことには、絶対ならないじゃないですか。御頭だし。

 御頭は、基本みんなに平等、みんなで頑張っていこーぜ、という考えなのではないかなーと。仲間思いで責任感の強い男ですから。

 

 原作の御庭番衆には、そんな彼に敵対するような部下はいなかったように描かれています。が、この国にはいるんですね~、徹底的に合わない人間が。

 そんなん密かにぶっ飛ばしちゃえばいいのに、というツッコミは一旦引っ込めていただいて、イライラオロオロしまくる王を、操と一緒に見守っていただければ幸いです。

 

 そういえば今回、新たにが参戦しました~!

  1話から出そうで出なかったアルガラキャラバンの商団長です。アルガラ、という名前のオリジナルサブを作ろうかと迷ったのですが、せっかくなので翁に任せました。

 アルガラは、元々はかなりワルな集団だったのですが、若紫の手により更正して、今じゃすっかり大商団です。ワルだった頃の話なども追々。あ、翁は荷担してませんよ! 翁は更生後に商団長になったのです。

 アルガラも出てきたし、2話で大体役者は揃ったかなと思います。動け、ストーリー!

 ……ちなみに「サウジアラビア アルガラ」と検索すると、思わず二度見なニュースが上がってきますので、ぜひ一度お試しください。( ´艸`)

 

 蒼操としての糖度は、2話ではまだ0.2度くらいですが、次回からもうちょい上がっていく予定です。今回はあんまり砂漠感もなかったし……次回……デートするぞ!!!!(予定)

 今後とも呆れず笑わずおつきあいください……!_(._.*)_ぺこ