monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「琴の糸/光芒」

 pixivに、「琴の糸/光芒」をアップしました。 

 初、朝、のおはなし。

 

 これはそらまめさん(https://www.pixiv.net/member.php?id=12570660)のお誕生日おめでとう小説になります。

 そらまめさん、お誕生日おめでとうございます! 昨年から大変お世話になっています。

 

 なんだかこの一週間、すんごく寒いですね。みなさん、スタッドレスタイヤ履いてますか。ヒールで歩こうとしてませんか。蛇口は一晩中少しだけ水を出しっぱなしにしとくと水道管の凍結を防げますよ。

 1月1日以来のちゃんとした更新となるあとがきは以下から。

 

 そらまめさんのお誕生日に捧げるお話です~。

 そらまめさんには、昨年、私の誕生日をお祝いしていただいていました。

 あんなに素敵な誕生日はなかったなあ……自分の誕生日に、好きなCPのお話を書いてもらえるって、なんて嬉しいんだろう!と、ひしひし感じ。

 その後、そらまめさんにはイベント関連でもんのすごーーーーくお世話になりました。そのお礼の気持ちも込めたつもり、での、「琴の糸/光芒」です。

 

 そらまめさんからいただいたリクエストは、「初めて枕を交わしたあとの蒼操」でした。

 ご覧のとおりです。この言葉の選び方よ。

 枕を交わすという言葉自体は知っていても、不意にいただくと、こう、全然いやらしい感じがなくて、霧というか霞というか、そういうものがふわわっと揺らぐような感じがして、

 ひとまず「光芒」に取りかかりました。

 

 「光芒」は現代のお話です。特に細かい設定はないのですが、なんとなく「ドント」イメージな気がします。完璧にそうというわけではないのですけど……そこはご自由にどうぞ。

 で、これを書く前に元ネタとなったのは、吉澤嘉代子の「残ってる」。

 これはぜひ、ちょっと一回、聴いてみてください。

 

 残ってる - 吉澤嘉代子 - 歌詞 : 歌ネット

    

 

 まーーーーどストライクなんですわ。今回のテーマに。

 こう、ハッピーすぎもせず、ウキウキでもなく、かといってセンチメンタルすぎもせず、えろさも然程なく、

 ずうっとふわふわしていて、とても普通の光景なのに、どこか違う世界に来てしまったみたいに見えるような、そんな感じが素敵だなあと。

 

 それが、初めにリクエストをいただいたときの「霞がのぼってくる感じ」にとても近いな、と感じ、テーマ曲決定。

 ひたすら「(いい意味で)地に足のつかない」雰囲気を目指しました。

 あの、伝わるかな、

 別になにもなくても、突然辺りが新鮮に見えることってありませんか?

 毎日通ってる道、毎日見てる建物、毎日乗ってる電車なのに、なぜかその瞬間だけ、すごーく見慣れないものというか、あれ、私この道、いつもどうやって歩いてたっけ、みたいな。

 で、「あれ、どうだったっけな」と内心首を傾げつつも、体は勝手に動いて、気がつけばちゃんと目的地に着いてる……みたいな。

 私がぼーっとしすぎなのでしょうか。

 

 あとは、旅行やイベントを、「もっとちゃんと楽しんでおけばよかった!!」と思うこと。

 これは私、比較的よくあります。なんかね、そのときそのときは確かに楽しいんだけど、その場をさら~っと楽しみすぎて、終わってみたら何も残らない、みたいな感じなんです。いや、まったく0ではなくて、楽しかった記憶はあるんです。けども、「自分、もっと楽しめただろうにな」と思ってしまうんです。

 受け身で楽しく思っているだけというか。

 もっとちゃんと、そのときそのときを、思い出に残すように過ごせばよかったな、という、この感じ。

 私だけでしょうか。

 

 そういうのが、友達と遊んだあとなんかにはよく残るので、それを突っ込んでみました。

 操のぽや~んとした感じ、伝わるといいなあ。

 

 

 一転、「琴の糸」は明治設定です。祝言初夜~数日後の二人。

 このタイトルですが、これは都々逸からひっぱってきたものです。都々逸はわりと有名なので、きっと皆さん色々とご存知のはず。さらっと説明すると、まあ江戸時代くらいの流行歌だそうです。

 そのなかでも今回は、

 「隣に寝かせて枕をさせて 指で楽しむ琴の糸

 をピックアップ。

 もともと、このお話を書くぞ!となったときから、都々逸を使ってみたいな~とは考えていました。程よい品と、粋な感じと、うっすらのえろさが、絶妙な具合にマッチしてると思っていたので。都々逸すげえぜ。

 ただ都々逸だけでは話が進まないので、あともうひとつ、なにか……と模索していた時に見つけたのが、これ。

 

    f:id:klovesbouzu:20180124195717j:plain

       (http://www.orokugushi.com/?pid=12346575

 

 櫛。

 

 これが透かし彫りの櫛だそうです。

  URLは櫛専門店「お六櫛本舗」のHPに飛びます。

 和櫛って素敵ですよね。デザインも勿論ですが、雰囲気とか。

 特に江戸時代では、櫛というのは結構なプレゼントだったというじゃないですか。

 そんな櫛にまつわるトリビアが、調べていてどれも素敵だったので、採用。

 詳しくは直接調べていただいて、一緒に「アアッ……!(˘ω˘)」と感じてもらいたいなあ!と思います。「江戸時代 櫛」で検索検索ゥ!

 

 それから、すずらん

 透かし彫りですずらんの柄、かわいいですよね。すずらんがデザインされたものってなかなか見ない気がします。

 そんなすずらん花言葉は、「再び幸せが訪れる」「無意識の美しさ」なんだとか。

 

 お察しください。(˘ω˘)

 

 あとは、小さな小さなことに萌える、四乃森蒼紫。

 作中では、敢えて小さな「可愛い」ことを挙げました。生え際の産毛。正座したときの足の指。鏡越しに見える、笑みを堪えてる顔。

 蒼操の二人は、

 一生ぶんか、それ以上の大変な思いは、もうしてしまったのだから、

 それから先は、小さくとも幸せがたくさんある人生を、歩めるといいですよね。

 蒼操。結婚しないかなあ。

 

 なんてことを考えていました。

 改めまして、そらまめさん、お誕生日、おめでとうございました!

 お祝いの気持ちをきちんと伝えられているか不安ですが、どうか素敵な1年をお過ごしください!(〃'▽'〃) 

 

 

 あ、あと、

 pixivでは小さくて見えないので、表紙を貼っときます。

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 素敵な写真はUnsplash(https://unsplash.com/)から。

 実はタイトル入ってました。