monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

兄様仏様白哉様

 い……いよいよSQ発売日が……明日に……!

 9月4日を楽しみにしすぎて、8月を若干テキトーに過ごしすぎてしまった感があります。慶です。

 もう2017年の8月は戻らないんだぜ…

 

 さて、

 SQを楽しみにする慶は、楽しみにしすぎて、ちょっと脇道に逸れました。

 BLEACHです。

 BLEACHとは、ちょっと前まで連載していて、ちょっと前までアニメもやっていて、ちょっと前までは大盛況だった、死神ファンタジースタイリッシュアクションマンガです。

 格好いいキャラクターに複雑な世界観も相まって、同人界隈も大盛況。

 二次創作をするには至れなかったのですが、私はBLEACH大好きです。

 全巻揃えました。番外編のノベライズやキャラクターブック的な本も全部。

 

 何がいいって、みんな格好いいんですよね~。

 ビジュアルだけじゃなくて、それぞれがそれぞれの信念で動いていて、中にはクレイジーな信念の人(自分の副官や部下でさえも研究材料にしちゃう人など)もいますが、それも含めてカッコイイ!!と思えてしまう。

 BLEACHは独特のセリフ回し(みんな言うことが難しい)やアクションなどが原因?で、「スタイリッシュ(笑)」みたいに言われることもあるようですが、私は全然気になりませんし、むしろそこがBLEACHの魅力なわけです。

 

 かれこれハマって6,7年経つので、BLEACH語りをしだすと長いのですが、

 今日はそのなかでも一人、これは!!!!という人をフューチャーします。

 

 突然ですが、

 四乃森蒼紫や殺生丸さまはお好きですか?

 

 それなら彼も気に入りませんか?

 

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                                         (https://goo.gl/G66KwE

 

 まちがえました

 

      f:id:klovesbouzu:20170902131708j:plain

              (https://goo.gl/JAo65G

 

 彼です。

 朽木白哉(くちき/びゃくや) cv置鮎龍太郎

 

    

youtu.be

 

 上の動画は彼のキャラソンです。SUKI……

 置鮎龍太郎ボイスがすごくいいので……ぜひ聴きながらお読みください……

 (北海道編がアニメ化したら、置鮎さんなんてよくないですか? 御頭の声…)

 

 さて、

 ざっくりBLEACHの仕組みを説明しますと、

 世界は現世(この世)・尸魂界(ソウルソサエティ、あの世)・地獄(あの世でもヒドいほう)の3つに分かれているんですな。

  で、尸魂界には現世で亡くなった人たちと、そのなかでも強い霊力を持った人たち・死神がいるんです。

 死神は尸魂界の平和を守ることと、現世で亡くなった人たちの魂を尸魂界に送る、という仕事をしています。普段は。

 死神というと、黒くて人を殺れるノートが思い出されますが、あれとは全然違います。死神は基本いい人たちです。尸魂界の警察官みたいなものです。

 

 で、死神は護廷十三隊という組織に属しています。

 その名の通り一番隊~十三番隊まであり、それぞれの隊には隊長、副隊長が(基本)一人ずついます。

 各隊はそれぞれ特色があって、それがまたBLEACHの面白いところなんですが、語ると長くなるので割愛。

 

 朽木白哉は、護廷十三隊の六番隊隊長です。

 なので以下、彼のことは朽木隊長と呼びます。

 朽木隊長は物静かでクールで厳格な人ですが、わりとムキになるところがあって、売られた喧嘩はほぼ買っている印象があります。でもかっこいいんだな~。

 彼へのまさかの再熱があったので、ここで萌えを吐き出しますね。

 

 朽木隊長はですね、すげえステータスの持ち主なんですよね。

 ①とんでもない貴族の当主

 ②すんごく強い

 ③頭も切れる

 ④愛妻家

 ほらね。

 ドツボな方いらっしゃいませんか。

 

 ①貴族というのは、そのままなのですが、

 朽木隊長は尸魂界の四大貴族といわれる朽木家の当主です。

 坊ちゃんなのです。

 でも②卓越した戦闘力を持っているので、六番隊を率いる隊長をやっています。こう書くと副業で死神をやっているみたいに見えますが、違います。むしろ貴族の仕事というのはBLEACH内ではあまり出てきません。でも所作が貴族!

 ③頭も切れる。朽木隊長は見た目からして頭脳派です。それに強いので、まーーー彼に勝とうとすると余裕こいてはいられません。オマケにかなりの皮肉屋です。よく動く頭だなア!

 でもペラペラ喋るほうではありません。古風な喋りかたで、声を荒げることも少ないですし、うーん、どっかで似たような人を見た覚えがありますねっ。

 

 さて、

 私が突然朽木隊長を語りだした最大の理由は、④にあります。

 彼は愛妻家なのです。

 朽木隊長には奥さんがいました。緋真(ひさな)さんといって、彼女は一般市民でした。しかもかなり治安が悪いところの生まれ。要するに身分違いの恋なわけです!

 前述のとおり、朽木家は大貴族。そこに一般人の血を混ぜるなんて! と、朽木家の人たちは反対したそうですが、朽木隊長はそれを押し切って緋真さんを妻として迎えます。

 で、で、ですよ。

 そのまま幸せに暮らしているんならどれだけよかったでしょう。

 緋真さんは体が弱いひとでした。朽木隊長と結婚した後、たったの5年で、命を落としてしまうんです。

 なんとか障害を乗り越えて、ようやく一緒になれたのに、二人で過ごせた時間はたった5年だけ。

 なんてこった。

 

 苦しみはまだ続きます。

 緋真さんには妹がいました。当時、妹はまだ赤ちゃん。彼女たちがいたのは治安の悪い町。そこで自分と妹、二人で生きていくことは難しく、緋真さんは妹を捨てたのでした。

 後悔と自責の念から、緋真さんは朽木隊長と結婚した後も、妹を探し続けます。しかし最期まで見つけることは叶わず、緋真さんは遺言として、「妹を見つけ、守ってやってほしい」と言い残します。

 朽木隊長はその一年後、緋真さんの妹を見つけました。彼女を妹として朽木家に入れ、危ない仕事が回ってこないように裏で手を回します。なんて分かりづらい守りかた。

 

 しかし、最大のピンチが。

 その妹が、極刑に問われてしまいます。

 刑は護廷十三隊の決定。それに反対することはできません。なんたって朽木隊長は六番隊の隊長ですし、有名貴族の当主としても死神のお手本とならなければいけないからです。

 亡き妻の遺言を守るべきか。

 それとも掟を守るべきか。

 人知れずそんな葛藤を抱えながらも、朽木隊長は、尸魂界の掟に従うことを選びます。

 

 この葛藤がね、今読み返したらすごく切なくて、

 朽木隊長を見て切ないと思えるって、大人になったなあ自分、と思っているところです。

 

 私の中でのBLEACH最盛期の頃の推しは、朽木隊長ではなかったんです。

 それよりも恋次とかルキアとか、ノイトラとネリエルとかでした。朽木隊長も嫌いではなかったけれど、特別大好きというわけではなくて。

 それどころか、今に輪を掛けて青かったので、「えっ///朽木隊長が人を好きになるとか///どんな顔して口説くの///」とか、アホみたいな恥じらいを感じていたのでした。青い~。

 でも今になって、朽木隊長と緋真さんには幸せになってほしかったな、一緒にいた5年、二人はどんなに幸せだったろう、と、しみじみできるようになりました。

 反対に以前ハマっていた恋次×ルキアなんかは、当時の慶自身の青さを思いだしてしまって恥ずかしいので、あまり読めなくなりました(__;)

 

 緋真さんへの想いだったり、緋真さんと一緒になって変わったところとか、緋真さんがいなくなったから変わってしまったところがあるんじゃないかなと、今ぼんやりしながら考えています。

 

 蒼操もこうなってほしいとかは思ってませんよ!!!

 操はいなくなっちゃだめです。御頭に朽木隊長ほどの心的強さがあるようには見えませんから、操がいなくなったら俺も死ぬ、という流れになりかねません。

 

 で、

 BLEACHは結局終わってしまい、最後まで朽木隊長と緋真さんについて詳しく触れるシーンはありませんでした。

 ただ、最終話の時点で朽木隊長にお相手がいる描写はありませんし、おそらく彼はずっと独り身です。

 今後もしかしたら番外編みたいなものが描かれ……るかもしれませんし、もう一切公式サイドからの供給はないかもしれませんが、

 とにかく朽木隊長にはもう一度幸せになってほしいなと思います。

 具体的には、緋真さん、現世に転生してくれないかな。

 一応尸魂界と現世には転生というシステム(?)があるんですよ。一定期間尸魂界で過ごすと、魂が現世に移って生まれ変わるんですって。

 待てよ、「一定期間過ごす」のが条件なら、尸魂界で亡くなってしまった人たちはどうなるんだろう……分からんけども、みんな生まれ変わればいいんだーーー!! そして幸せになるんだーーー!!!

 

 昔拝読していた白緋小説サイトさまを久しぶりに巡りながら、

 今BLEACHをやるとしたら間違いなく白緋だな、と確信した慶でした。

 

 

 

 

 

 ……

 

 

 書き忘れていましたが、一番最初に挙げた謎の緑の物体、

 あれは朽木隊長の大傑作「ワカメ大使」です。

 すんごい美的センス。