monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「Decoy, Ridicule, Bag of tricks」

 pixivに、「Decoy, Ridicule, Bag of tricks」をアップしました。
 略してDRB。

 初書き斎藤一&おなじみ?不憫系オリキャラ七塚

 こいつは揚羽さんのpixiv投稿一周年をお祝いしたお話です。

 揚羽さん! いつもありがとうございます! 一周年記念日から4ヶ月くらい経ってる気がします! ごめんなさい!!

 

 以下、逆転裁判御剣怜侍の可愛さに耐えられない日々を送る慶が、あとがきを語ります~。

 うっかりねたばれしている部分もありますので、本編をお読みいただいてからボタンを押してくださったほうがよろしいかと…!

 

 

 揚羽さんの投稿一周年とお聞きして、これはなんとしてでもお祝いせねば!と思い至った慶は、いつかお話ししたネタを思い出しました。

 「紅とハジメサンのニコニコ警官コンビが会ったら大変なことになりそうですね~

 警官つながりだし、という小さなネタだったのですが、これが案外面白そうだぞと、ちょくちょく揚羽さんとお話しさせていただいていて。

 

 これをやろう! と。

 

 もちろんただ出くわすだけではお話になりませんので、軽めの事件(軽め??)を設定して、斎藤さんに滋賀に来ていただきました。おいでませ~!

 出迎えるのはオリジナルサブキャラ・七塚(ななつか くれ)

 七塚さん初めましての方のために説明しておきますと、まず初めに、彼は私が勝手に作ったオリジナルのサブキャラです。第2に、彼は滋賀住みの警官です。第3に、彼は御庭番衆です。十代の頃に一度だけ蒼操に会っています。ついでに言うと、そのときの縁で蒼操の祝言にも呼ばれた……ということになっています。今のところ。

 あ、あと第4に、彼は不憫です。

 今作で「七塚紅のどうでもいい情報シリーズ」に「酒にめっぽう強い」というNEW情報が加わりました。さすが薩摩生まれ。

 

 さて、

 そんな紅のもとに、斎藤さんが事件の匂いをぶら下げてきます。

 斎藤さんは、るろ剣の原作そのままです。元新撰組と、御庭番の邂逅。

 書き出す前は、時間軸をいつにしようかで随分迷いました。「原作以前」か、「原作最中」か、「原作後」か、という大まかな3つの選択肢があって、それぞれにストーリーを考えたのですが、やっぱり「原作後」のほうが据わりがいいかなと。で、蒼操の祝言も済んだあとにしようと。

 (「原作以前」だと、同じように何かの事件で二人が関わって、斎藤はそこで御頭のことを知る…という流れでした。四乃森蒼紫という名前は前々から聞いたことがあったとしても、15歳で御頭になっただとか、人柄だとか、を紅から聞くという。

 「原作最中」だと、京都大火のあたりを考えていました。京都大火阻止に向けて、斎藤は近県から警官をめちゃくちゃ集めますよね。あの中に紅もいて…という。)

 

 で、

 せっかくのお祝いものなので、揚羽さんは勿論、読んでいただける方々に楽しく思ってもらわなければ!と思い、会話とアクションはできるだけ格好良く…なるようにがんばりました。

 まずはアクション。

 何事も形から入る人間なので、BGMをセレクトしました。カッコイイアクションを書くのに、可愛い音楽が流れてると、ちょっと、ねえ、なので。

 たとえば

 ・嵐「つなぐ」

 ・ポルノグラフィティ「THE DAY」「オー! リバル」「2012spark」

 ・シド「乱舞のメロディ

 ・EXILE THE SECOND「One time, One life」

 などなど。どれもこれも格好いいのでお勧めです。

 嵐はですねっ、先月公開になった「忍びの国」の主題歌だったんですっ。観に行ったんですっ。が出てるもんでね!!!!

 会話については、久々にBLEACHを読み返したり、司馬遼太郎の本を引っ張ってきたりして、どれが本音でどれが建前でどれが嫌味か分からないような言葉を選んだつもりです。たとえば、作中で紅が「文を調べるなんて、すごいことをしますね」といった内容のことを訊き、藤田(斎藤)が「おや、滋賀署の方は情に篤い」と返します。こことかね。

 それにしても斎藤を書くって難しいなあ~~。斎藤書きの方はすごい。

 それからさりげなく他人の話も混ぜてもらって。張……はそのまま名前が出てきますが、今回はラストまで蒼操のあの字も出てきませんでした。が、随所に御庭番の香りをさせてみました。紅って書きやすいなあ~と何度も思いますが、それは彼が熱心な蒼操ファンだからかもしれません。同志!

 

 で、今回悪役となったのは八鍬会。我ながら「八鍬」という名字がすごく強そうで気に入っています(全国の八鍬さんごめんなさい)

 近畿随一の荒くれ者と紹介されていましたが、相手が斎藤一だったがために、思っていたよりずっとアッサリ倒されてしまいました。おかしいなあ。斎藤に関しては和月さんも「斎藤と戦う敵は弱体化してしまう」なんてことを仰っていましたが、その理由がちょっと分かった気がします。

 斎藤が負けてる・劣勢に立たされているところがね、まったく想像できないんです。

 斎藤が敵に圧されて、ザックザクに斬りつけられているところ。吹っ飛ばされて膝を付いているところ。殴る蹴るされて血を吐いているところ。苦悶の表情を浮かべて、額に汗が……

 うん、むりだ。┐(´-`)┌ そんなことになるはずがない。

 余談ですが八鍬会は、「八鍬」と決めてから「よし、名前は自然系で統一しよう」となりました。八杉原草野……うーん、大草原!

 

 

 ラストは北海道編につながったりつながらなかったり。

 そういえば来月からるろ剣読めるんじゃん!ということを思い出しました。

 

 ニコニコ警官コンビ、というイメージから発進したはいいものの、紅と藤田、よりは、紅と斎藤、が接しているほうが長かった気がします。

 でもでも、いい年した男2人が、やたら丁寧な言葉遣いで、ニコニコしながら会話しているところを想像して「うっわ…」と思っていただければ大成功です。

 

 

 こんなのでお祝いになるかしら…!

 揚羽さん、一周年本当におめでとうございます。いつも素敵な蒼操をありがとうございます。受け取っていただけると嬉しいです。

 

 リクエスト企画が終わった今は、10月のイベントに向けてアレコレ思案中です。新作まだだし、当日のレイアウト考えてないし、お品書き作らなきゃだし、オワアア~~!

 というわけで、もしかすると次にpixivへお話をアップするの、少し間が空くかもしれません。もちろんサンプルや何やはアップするかと思いますが、ある程度の長さがあるちゃんとしたお話は、イベント後になるかなあ。でも決して蒼操熱が冷めたわけではありませんから、ご心配なく!