突然ですが、「お寿司を想像して」と言われたら、
皆さんはどんなのを想像なさいますか?
こんなの?
(「ROCKET NEWS 24」https://rocketnews24.com/2017/06/18/915119/より)
すっごいよね、これ。
これは上記サイト「ROCKET NEWS 24」で紹介されていた、フランスの「PLANET SUSHI」というお店のお寿司なんだとか。美味しいらしいですよ。
ソーセージみたいだ・・・。
さて、お寿司の話がしたいわけじゃないんです。
和食とスシと、一次創作の話です。お寿司の話ではないです。
慶は、2年に1回くらいのペースで、オリジナル話を書いていたりします。
二次創作じゃないの。一次創作。
昨年はその2年に1回の年だったらしく、あるお話を書いて、ある文学賞に応募しました。
落ちましたけど。
落ちた……どん底……という話がしたいのでもなくて、ですね、
応募してから結果が出るまでは、「入選しなかったらどんベコみするんじゃないか」と思っていたんです。悔しくて仕方なくなるんじゃないかな~~って思っていたんです。
でもね、
結局私のお話は、大賞にも、佳作レベルにも、まして最終選考にも残らなかったみたいなんですけど、
なんだかね、あ、そう、という感じなんです。
負け惜しみのつもりはないんですけど、あんまり悔しくないのです。
いや、なんにも感じないのではないですよ! そりゃ、自分より年下の人が賞をもらっていたり、「初めて書いた小説が受賞しました」なんてコメントを見たりしたら、え~~すご~~~とも思いますけど、
それほど強く「なんでだー! 悔しい!!」とはならない、というか……
その賞を貰えるお話ではなかったのね、というか。
選考委員の方々の求めていたものではなかったのね、というか。
例えて言うなら、
全日本和食コンテストみたいなものがあって、
審査委員は老舗料亭の料理長たちで、
彼らは純・日本食を期待しているとするじゃないですか。だって和食コンテストだし。創作が入ってもいいけど、日本らしいものじゃないと、ねえ。和食コンテストだし。
私はそこへ出場して、
どうだ!!!!!!これが慶の和食だ!!!!!!!!! っつって、
(「ROCKET NEWS 24」https://rocketnews24.com/2017/06/18/915119/より)
これを出品した、みたいなものかなあ、と。
いや寿司だけども。みたいな。
なんていうのかなあ、
このお寿司をバカにしたいのでは全然なくて(繰り返しますが美味しいらしいです)、
私があまりに見当違いなお話を書いたんですと言いたいのでもなくて、
ものの例えなのですけど、
審査委員の求める「和食」と、
私の渾身の「和食」が、違っただけかな、みたいな。
でもね、
私としては、このお寿司、会心の出来なんです。
それまで幾度となく試作品を作ってきたけれど、本番で出来上がったものが、一番いいものだったのです。
作っていて楽しかったし、見た目も味もこだわったし、このお寿司が握れてよかったーー!!!と思うくらいの一品なんです。
それでいっか! と、思えたのでした。
私が楽しかったし!
このお話は、私にとって必要なものだったのだ、
書いてよかった、と思えたのでした。
落選したのに悔しくないのが、いいことなのかどうかは分かりませんけど、
取り敢えず、今のところは、それでいっか!と思うのです。
るろ剣の京都編、御頭が翁と一戦を交えたあとのこと、
剣心が「蒼紫は殺さない、連れて帰ってくる」と宣言したら、
操はそれを聞いて、ほろほろ泣き始めますよね。
ウッ。かわいい…。
我知らず涙が出てくるなんてマンガの中だけでしょう、と思っていたのですが、
このお話の終盤は、泣きながら書きました。
気がついたら泣いていて、えええええ~~~、なに、なんで泣いてるの??? 怖! と思いながらも、書く指は止まらず。
そのときはiPodから、グレイテスト・ショーマンの「THIS IS ME」が流れていたことを覚えています。
不思議な体験だったなあ。
実は一次創作も頑張ろうとしてるよという話!
二次創作はね、pixivで読んでいただいている通り、もう十年近く続けているのですが、
二次に慣れすぎて、オリジナル話がまだ苦手なんですよねえ。
一時は「私、オリジナルは書けないのかも…! 二次しかできないのかも…!」と悲観(?)したのですが、単にオリジナルの経験が少ないだけだと思い直しました。
何事も経験じゃん! だって二次創作は十年やってるけど! オリジナルは2年に1本だもの! そりゃ経験値足りないよ!
二次創作はこれからも続けますし(というか辞められない)、書くことも、どんな形であれ続けますけど、一次も諦めてません!
ずうっと温めているオリジナルのお話、
いつか新潮社さんあたりからお届けしたいです。
慶の本棚はなぜか新潮文庫だらけです。
そのときはよろしくお願いします♡
以上、和食とスシと一次創作の話でした♡