monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「運命」【5/27追記】

 pixivに、「運命」をアップしました。 僕にも同じ運命を。

 僕とは違う運命を。

 

 あとがきを頻繁に更新するウィークですね。

 そういえば、スマホから閲覧していただいた際のブログレイアウトを一新しました!

 これまではパソコンとまったく同じページが見られるようになっていたのですが、スマホ用のデザインにしてみました。すんごいシンプルだけど、見やすい?タップしやすい?でしょうか?どう??(スマホないので分からない……すいません……)

 もしも「こっち(スマホ用デザイン)のほうが却って見づらいよ!」「なんか殺風景なので前のほうがいいよ!」等ご意見がございましたら、ウェブ拍手などからお知らせください~。

 

 さてさて、以下あとがきです。

 蒼操じゃなくてごめんね。チャンエンです。二人の晩年について、のお話。暗くてごめんね。

 ねたばれ含みますので、いつも通り本編→あとがきの順でよろしくお願いしますー!

 

 それではボタンから!

 

 

 晩年。

 

 ばんーねん【晩年】……一生の終わりに近い時期。年老いてからの時期。

           「幸福な晩年を過ごす」

 (デジタル大辞泉より)

 

 

 晩年。

 

 チャンとエンの、晩年。

 の、お話です。

 

 こんなに溜めることでもないんですが。ハハ。

 二人が年を取って、晩年、と呼ばれる時期に突入した頃のお話です。

 つい先日まで「チャンエン誕生日おめでとうーー!!(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡」なんて言っていたのに、今度は終わりに近い時期になりました。ご、ごめんて。

 

 彼らの最期については諸説あって、正直、どれが真実なのか、そもそも真実が伝わってきているのか、分からないようです。私は分からないです。

 諸説ある感じすら、既にちょっと可愛くてときめいているような状態なのですが、

 その諸説のなかにも、共通している部分が何カ所かあります。

 

 ひとつは、チャンは病気であったこと。

 ひとつは、エンは健康体であったこと。

 ひとつは、二人が同じ日に亡くなったこと。

 エンがチャンのあとを追って、3時間後に亡くなったこと。

 

 なんですか。このエピソードは。(;;) 涙しか出ない。

 「グレイテスト・ショーマン」で、元気で仲良しでかわいいチャンエンの姿から入っただけに、こんな終わり方だったのか、と衝撃でした。

 「運命」では、終わりの日そのものではなく、それよりもう少し前の二人を書きました。

  

 チャンの死因は、肺炎だとも、気管支炎だとも言われています(諸説あり)。

 私は今のところ、偶然、どちらにも罹ったことがないので、本当の苦しさをまだ知りません。そして、医学の勉強をしたこともありません。だからリアリティだとか、症状だとか、には目をつぶっていただいて、

 しんどいのは病気の症状だけでなく、二人に見えている、ひとつしかない未来も、なのではないかな、と。

 彼らは、ひとつですから。

 全身がべったり!ではないけれど、肝臓を共有しているし、筋肉も血液も、共有していますから。

 彼らは二人なのに、ひとつですから。

 いくら二人にプロ並みの医学の知識がなかったとしても、きっと分かるはずです。どちらかが亡くなれば、どちらかも無事ではいられまい。と。

 

 二人とも、そんな未来が見えてくるようになってしまったら、

 チャンとエンとで、考えることが違ってはこないかな。

 

 そこで「晩年」です。

 

 それまでは何をするにしても二人一緒が基本で、見るもの聞くもの、感じることもほぼ同じ。それなのに病気だけは、チャンひとりに降りかかってきたわけです。

 エンはチャンの病気をもらうことも、つられて具合を悪くすることもなくて。

 肺炎にしろ気管支炎にしろ、当時の医療では治りにくい病気でしょう。

 エンは歯がゆかったろうな。

 チャンは病気も気持ちもつらかったろうな。

 うーん。

 切ないなあ。(;ー;)

 

 すんごい仲が悪くて、口も利きません!みたいな兄弟だったなら、病気したほうを恨んでもおかしくないですよね。なんで道連れにされなきゃならんのだ、って。

 でも、エンはそんなふうに思わないと思うんです。想像ですけど。

 彼らはずっと仲良しであってほしいな、という慶の希望から、私の書くチャンとエンは基本仲良しです。その仲良しさが、こういう思いの行き違い……というか、すれ違い……というか、なんて言ったらいいのかな、ズレ……?を生むのではないかな。

 自分でなにを言ってるのか分からなくなってきました。

 

 暗い真夜中の部屋のお話なので、入ってくる情報は音だけです。人間最期まで残る感覚は聴覚、というのを、ここを書いている途中で思い出しました。

 最後の、こんこん、という音、皆さんには、何の音に聞こえましたか。 

 ホラーみたいなこだわりですが、あの音、チャンにしか聞こえていないんですよ。

 お気づきでしたか。

 

 

 ホラーじゃないんですけど!!!!ヽ(´Д`;ゞ=ヾ;´Д`)ノ

 ホラーじゃないので、怖がらずに読んでいただければと思います。これといったオチはないですが。

 書いててなおも思うのは、たくさん幸せに生きてほしいなあ、ということだったりして。

 

 今度はハッピーなお話を書こう。(´◡`)

 

【2018/5/27追記】またまたpixivでは表紙が見づらいので、こちらにも。

      f:id:klovesbouzu:20180527154737p:plain

 素材はきみヱ(https://www.pixiv.net/member.php?id=12836474)さまよりお借りしました。実は英語も入ってました。

 文法にミスがあったら笑って見逃してね。