pixivに、「MONSTER of a Miracle」をアップしました。 シャム双生児チャン&エンふたたび。
グレイテストショーマン熱がまったく収まりません~~すきだ~~~
あとがきにねたばれ含むのはいつものこととして、
このお話「ーMiracle」は、映画「グレイテスト・ショーマン」のストーリーラインに関する内容になっています。ので、これを読むと、映画で起きる出来事を1つ知ってしまうことになります。るろ剣で言うなら、るろ剣をまだ読んでない人に「修羅紫vs剣心戦だけどさ~方治の本棚可哀想だよね~」と話しちゃう感じです。
映画を未見で、これから見るよ!という方はご注意ですー!
では下のボタンから~!
チャン&エンがすんごく好きなのはご承知の通り。
映画をいっぱい見て、あちこちで色々調べて、そのうちに、チャン&エンのお話を書かずにはいられなくなってしまったのも、ご承知の通り。
これが恋か。
でね、
劇中のチャン&エンを追おう、と「「MONSTER」 - monaho」のときに決意していたのです。
それで真っ先に思ったのが、「ーMiracle」の内容でした。
バーナム博物館の火災です。
あれさ。ほんとさ。何回観ても泣くんですけど。
詳しい経緯はノベライズになっちゃうのではしょりますが、
ほんとさ、ほんとね、……。・゚・(ノД`)・゚・。
映画でね、
建物がわーっと燃えて、団員たちがそこから逃げ出してくるんですよね。
団員たちは命からがらといった感じで、服も肌もあちこち黒くして、咳き込みながら逃げてくるんですね。
勢いよく燃える博物館を見つめる団員たちの姿の、切ないこと。しかし、彼らが映るのは本当に一瞬だけ。すぐに主人公であるバーナム、フィリップにカメラが移ってしまいます。
とはいえ、慶は推しの姿を見過ごすような女ではありません。
いたのです。そこに。チャン&エンが。それもどうやら、人に支えられながら。
彼らもなんだか薄汚れていて、足を引きずってるようにも見えるし、表情もしんどそう。
そこで慶は考えました。
一体バーナム博物館の中で何が起きていたんだろう。
前のシーンから、すったもんだしていたことだけは分かるけど、でもただ逃げ出してきたんだったら、あんなにすすけたりしないはず。
じゃあ、女の子はともかく、男たちは火を消そうとしたんじゃないか?
頑張ってはみたけど、素人だけではどうにもならない火事になってしまって、途中で「これ以上は危ない、逃げよう」となったのではないか?
それで出来上がったのが、「ーMiracle」です。
チャン&エンがしんどそうにしている理由も、めちゃくちゃオリジナル設定ですが、中に盛り込んでみました。
逃げてくる順番とか、誰が誰を支えてるかだとか、細かいところはもしかしたら、映画と違う部分があるかもです。ほんと一瞬だから、チャンエン見てたら終わっちゃうんだよねえ……あたたかく見逃してください。
それと、火災のあとの話! こっちは完全オリジナルですが、双子に自分たちの素敵さに気づいてほしいな~と思って書きました。
医学的な話は専門外なのでアレですが、どうやら、体のくっついた双子って、そう長くは生きられないのが通常なようです。というか、リアルチャン&エンが最長記録なのかな? シャム双生児で60過ぎまで生きたというの、かなりすごい記録なのだそうで。
チャンエンを好きでいたら、そういう、生物的に生きるのが難しい、という話も目にするようになって、
これまで、二人で生きてきてくれてありがとう、と、よく分からない感謝の念が湧いてきました。一体わたしはどの立場から喋ってるんだ
だから君たち、かなりすごい双子なんだよ、後世に名前が残るレベルの双子なんだよ、と、二人にも知ってほしくなっちゃったのです。まさか二人も、体のくっついた双子が、自分たちになぞらえて(?)「シャム双生児」と呼ばれるようになるとは思いもしなかったことでしょう。
色々大変だったろうけど、生きてきてくれてよかった。
ショーに出て、あんだけ楽しそうな顔してくれて、慶は嬉しいです。
これが恋か。(・-・)まがお
それからそれから!!
フランク・レンティーニについても書きたかったのですー
フランク! 彼も好き! 優雅で上品でセクシーで好き!!
フランクはイタリア人。彼もチャンエンと同じく、実在した人物なのだそうです。詳しくは↓
(※下は全英です)
イケメンだぜ。
上はフランクを演じた俳優さんのインスタグラム、下は彼の公式HPから見られたフランク・レンティーニの紹介文です。
慶のなけなしの英語力で(かいつまんで)訳すと、
フランクはイタリア生まれで12人兄弟のうちの1人。彼はほんとは双子だったのですが、どういうわけか、もう一人の上半身はフランクの脊柱にくっついちゃったんですって。で、そのくっついちゃったほうの子の足だけが、ぴょこっと外に出てて、フランクが3本足に見えるという。すごいな。
だからほんとは、彼、4本の足を持っていたらしいです。ただ4本目は小さくて、パッと見ただけでは分からなかったみたい。(参考:フランク・レンティーニ - Wikipedia、X51.ANIMA : 寄生性双生児 | フランク・レンティーニ)※苦手な方はご注意! そんなにショッキングではないですが肖像画載ってます
で、
色々あったのちアメリカにわたってショービジネスの世界に入り、「3本足のサッカープレイヤー」として名を馳せ、仲間からは「キング」と呼ばれるくらいの人だったとか。
彼の魅力は機知にとんだ会話、ユーモアのセンスだったらしくて、記者から興味本位の失礼な質問を受けても上手に返したのだそう。
「X51.ANIMA : 寄生性双生児 | フランク・レンティーニ」には、フランクのこんな言葉も紹介されていました。
「もし誰もが腕一本の世界だったら、二本腕の人を貴方はどう思うかね?」
すごいな。フランク。
世の中まだまだ知らないことだらけですね。
初めは単純に「かっこいい!セクシー!」とビジュアルから入ったわけですが、
こうして調べると奥深い。彼がキングと呼ばれるの、ちょっと分かる気がします。というか、ビジュアルだけでキング感出てるよ~~。かっこいい~~。俳優さんがすごいわ。
イタリア人という未知の領域なのもトキメキポイントです。オシャレ紳士のイメージがあります。紳士といえばイギリスもだけど、イタリアはなんというかこう、ねえ、絶対女性に優しいよ……。とにかく社交性が高そう……。すき……。
「-Miracle」を始め、まだ未公開のお話の中でも、フランクとチャンエンは仲良しというマイ設定で書いています。
3人とも結合双生児という大きな共通点がありますからね。
「MONSTER」で、チャンエンを外の世界を知らない子どもとして書いたので、フランクが色々教えてくれてたら可愛いなあ。フランクのほうが年上で物知りなイメージ。ヨーロッパから来た団員ってそういないんじゃないかなあ。
……と、完全にフランクを先輩として書き進めていたわけですが、
ここでもう一度ウィキペディアを確認してみましょう。
チャン&エン・ブンカー兄弟(Chang and Eng Bunker, 1811年5月11日 - 1874年1月17日)はタイ・サムットソンクラーム県出身の結合双生児である。
ふむふむ。
そして?
フランシスコ(フランク)・A. レンティーニ(Francesco (Frank) A. Lentini、1881年5月18日 - 1966年9月22日)は、3本脚のサイドショー(sideshow)芸人である。
………
チャンエンめちゃくちゃ年上じゃん……
そして君たち誕生日近いな!
こ、これ、あくまでフィクションですから!ヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ
楽しく気にせず楽しみましょう~。