monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

「砂塵の王 1」

 pixivに、「砂塵の王」をアップしました。 

 完全俺得アラビアン蒼操。

 パロディものにつきキャラ崩壊注意です~。

 

 色々ありましたが、取り敢えず私は蒼操で生きています。

 公式が止まったから自分で連載を始めました。ところで、慶は連載ものを書いた経験が少ない上、無事シリーズを終わらせた覚えがありません。……大丈夫かなあ。

 

 不安でいっぱいのあとがきは下のボタンから!

 

 さて、アラビアンです。

 まずはこの曲を流してみてください。

    

 よし。

 これBGMでいきましょう。

 

 これまでそれなりに生きてきましたが、最近になって、私はあることに気がつきました。

 それは、「私、アラビアン好きなんじゃない?」ということ。

 人生で初めて触れたアラビアンは、ディズニーの「アラジン」。

 そういえばジャファー(敵、国務大臣)が無性に好きだった。

 この曲(「アラビアン・ナイト」、アラジンのOPで流れる歌)が無性に好きだった。

 なんでか知らないけども、あのゆるっとダボダボでぴたっとしてる民族衣装が、他の国の民族衣装よりグッとくる。

 

 好きなんじゃん。アラビアン。

 どうして今まで書かなかったんだろう。

 

 もともと好きだから書く、好きなものを書く、というスタンスで生きてきたので、「好き×好き」なお話もやってみーよう。と思って、「砂塵の王」を書き出しました。

 アラビアンなあれこれを調べる時間の楽しいこと……(●´∀`●)

 

 だってちょっとこれ見てよ

      

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(出典:右上…https://matome.naver.jp/odai/2136851837832974201

    左上…写真AC

    下…https://matome.naver.jp/odai/2133414189147256501

 

 どうよ!!!!

 えっ萌えない!?

 こんな画像や衣装にドキドキしてしまい、アラビアン蒼操決行を決意。

 

 ちなみに、下の女性が着ている服、これはパキスタンの民族衣装で「シャルワール・カミーズ」といいます。裾の長い上着がカミーズで、ズボン(この下に穿いてるはず)がシャルワール。

 こんなのを操が……///

 

 それで、あの、どこから話そうかな、

 あ、千夜一夜物語

 千夜一夜物語! ご存知ですか。私はこのお話書くまで、恥ずかしながら内容を全然知りませんでした(情報提供Aさん……ありがとうございました!)

 それこそ「アラジン」や「シンドバッド」、「アリババと40人の盗賊」などの有名アラビアン作品の元ネタはここにあるそうなのです。

 ぜひ触りだけでも。リンク貼っておきます→千夜一夜物語のあらすじ - Wikipedia

 ここでも簡単に説明してしまうと、

 ペルシャの王さま、奥さんに不倫される→女性不信になる→国中の若い女の子を集めては一晩過ごして翌朝処刑→国から若い女の子消える→大臣の娘が自ら立候補→毎晩王さまに面白い話を聞かせ続け、結局処刑を免れる&王さまと幸せに暮らす

 というお話です。

 で、その大臣の娘(シェヘラザード)が話すお話がね、これが面白いんだあ……

 上のリンクからあらすじだけ読めるので、ほんとに是非。暇つぶしになります。

 

 で、今回の「砂塵の王」は、

 その千夜一夜物語をベースにしたお話になっています。

 

 あれこれ説明するのも不粋ですので、さら~っとだけ。

 舞台は架空の国・シャムスザハル

 四方を砂漠に囲まれた内陸国。陸続きの東側に大国・サバーフが、西側にアズイームという国が、それぞれあります。※どれもこれも架空です

 シャムスザハルは、数年前まで紛争に巻き込まれていました。

 大陸の支配をもくろむアズイームの侵攻です。それによって国は疲弊し、たいへん優しかった王さまは心を痛め、ついには亡くなってしまいます。

 結局、亡くなった王の息子が戦を鎮め、国は平和を取り戻したのでした。

 

 この、亡くなった王の息子というのが、我らが蒼紫さま

 先王(父)から王位を受け継いで、今年で十年ちょいになります。

 王という、唯一絶対の権力者なのに、蒼紫さまはなんだか不機嫌です。

 あら。どうしたんでしょ。

 

 蒼紫の悩みの種は、アズイームの侵攻によってごっちゃごちゃにされたシャムスザハル北部の復興が遅れていること、

 それから部下の統制がうまく取れていないことです。

 特に財務大臣ウィザーフは厄介で、どうにも蒼紫とソリが合いません。

 朝から派手に喧嘩してしまうほど。

 

 イライラMAXで心もだいぶ疲れ切った蒼紫のところに、寝酒ならぬ寝紅茶が運ばれてきます(この寝紅茶、勿論ウソ習慣です。寝る前に紅茶を飲むと→眠れなくなるので真似しないでね。)

 で、その紅茶を運んできてくれたのが、真黒のアバヤに身を包んだ女性・で……

 

 

 というお話です。そして続きます。

 

 今回のアラビアン蒼操、ぜひ一度検索していただきたい言葉がたくさんあって、

 民族衣装のシャルワール・カミーズもそうですし、

 作中の冒頭で御頭が着ているジョードプリも超絶格好いいですし、

 操が終始着ているアバヤもぜひ。真っ黒です。

 あと、宮殿。作中の宮殿は、特にどこを参考にしたというわけではないのですが、

 中東系の宮殿は本当にごっっっっつ美しいので検索かけてみてください。

 宮殿とか、モスク(は、城ではないですが)といったワードだと出てくると思います。レッツ画像検索!

 アラビアンな物は、服にしろ景色にしろ建物にしろ、とにかく綺麗。

 ほんと、どうして今まで手出さなかったんだろう。

 

 で、ここで2点ほど、「砂塵の王」をアップするにあたって、皆さんにお伝えしておきたいことがあります。

 1つめ:アラビアン“ぽさ”を追求した結果、現在だと立派な犯罪行為(や設定)がさらっと出てきます。が、いずれの犯罪行為も推奨・賛美するものでは断じてありません。どのお話でもそうだけれども。

 あくまでフィクションの歴史ものなので、「おい!そんなの犯罪だろ!」という突っ込みは飲み込んでいただけると助かります。

 2つめ:超フィクションアラビアンなので、史実や文化に忠実でない部分が多々あります。

 御頭の国「シャムスザハル」は、色んな国の文化や服装をミックスした架空の王国です。シャルワール・カミーズとジョードプリはパキスタンの衣装なのですが、作中に出てくる「ラマーディ」「ハッジ」等はアラビア語パキスタン公用語ウルドゥー語)です。し、アバヤはサウジアラビアで女性が義務づけられている服装です。

 アラビアンぽさをぎゅうぎゅうに詰め込んだ架空アラビアン。

 雰囲気でお楽しみください。

 ちなみにお察しの通りですが、私は前述の国のどこにも行ったことないです。なので細かいことは気にしない。

 雰囲気でお楽しみください。

 二度言いました。

 

 

 こんな感じのエセアラビアンパロディです!

 連載です! 続きます!

 最後まで笑わずに読めた方、素晴らしいです。ぜひ次回もお願いします。