monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

真田丸よ永遠に

 最後に真田丸の感想を書いたのは、なんと3ヶ月前のこと。

 3ヶ月前はといえば、関ヶ原があった頃です。関ヶ原

 まだ治部がいたんだね。治部。刑部もいたんだね。

 

 さて。

 

 早丸のみなさんも、

 本丸のみなさんも、

 

 ご一緒に。

 

 せーの!

 

 三十郎おおおおおお!!!!!!!

 

 あれ違う?

 いやいや三十郎でしょう。私ずっと好きでした。三十郎。

 

 三十郎……ほんとに………ほんとに……(涙)

 私は自他ともに認める主従チェイサーですが、真田丸の各地の主従には本当に一年ぶっ通しで泣かせれました。泣かされましたとも。

 まずは上↑で叫んだ通り、源次郎さまと三十郎。こいつら。まじ。少女漫画か。

 ずーっときりや佐助に「いいなー、三十郎も源次郎さまと一緒がいいなー」と思い続けた子でしたね。本当に。言葉が出てこないよ。三十郎。源次郎やさしかったね。さいごのさいご、本当は、三十郎が一緒にいたかったよね。三十郎がそばにいたなら、そんな馬鹿なことやめて、生きましょう、源次郎さま、って言いたかったよね。

 三十郎のおかげで後半本当に号泣でした。

 

 それから上杉。景勝と兼継。

 彼らはなんだかんだで源次郎の擬似父母みたいなポジションだったのかなあと思います。最後の景勝にはまた泣かされました。

 ここ二人はキャスティングが最高だったと思いませんか? 終始かねたんの声が美声すぎましたよね? 遠藤憲一さんの顔って、なんというかこう、じーっと見てるとこっちまで泣けてきちゃいませんか? すごくないですか? 泣かせ顔オブザイヤーじゃないですか?

 

 あとあと、治部。ミツナリイシダ。

 治部に関しては主従というよりは、彼自身への思いが強いです。

 今までなんとな〜く歴史ものを見たり見なかったり、な慶ですが、私が見てきたドラマや小説の中での彼は、すべて「意地悪で卑怯で人望なくて虎の威しか借りれない」みたいな男に描かれていました。

 それが。真田丸で。ガラッと。一変しませんでしたか?

 お、おま、おまえ、なんでそんなに頑張っちゃうんだい…! とヨシヨシしてあげたくなっちゃう治部。豊臣の家のことを何より考えて、誰より尽くして、そして誰からも厭われた人だったなと。良くも悪くも切なくなるくらい一直線。すごい頑張っているのに、あとちょっとの優しさとか思いやりとか言葉とかが足りなくって、寧にも清正たちにも「なんだあいつ」と思われてしまう。でも視聴者は「これがあって、あんなふうに言われて、治部が色々考えて、ものすごく力を尽くしたからこそこの結論になる」というところをすべて分かっているから、「あの!違うんです!この人すごい頑張ってるんです!あ!責めないで!おなかにくるから!やめたげて!」となる。

 ダメ男が好きと公言して以来、こういう人を見るともうだめです。私が。

 回想で出てきたときも泣いてました。治部。すきでした。

 

 同じようなポジションの修理、大野治長、もすきでした。

 彼もなんとなく治部と似た評価をされますよね。あんまり使えない奴みたいな。私もそんなイメージだったのですが、彼の一生懸命さったら、もう、ヒェェですよ。しゅり。

 みんなからしゅりって呼ばれてたの可愛くて私も修理呼びしています。

 途中まではうまくいくのに、途中で必ず計画が頓挫してしまうアンラッキーボーイでした。お母さん・大蔵卿や有楽斎や、しまいにゃ弟にまで牙をむかれる始末。弟にぼっこぼこにされたときは泣いたなあ。あんなにぼろぼろになっても、「身内の喧嘩じゃ」って笑っちゃうの、ほんとになんなんだろう。長子ってつらいよね。

 

 これは単体になるけど、毛利勝永

 くっそイケメンでした。

 好きでした。

 私があの鍵になるんで一発撃ってほしい。

 

 よかったなあ。

 真田丸

 

 チーム感があったのもよかったかなと思います。

 チーム真田。チーム上杉。チーム豊臣。チーム徳川。カラーがそれぞれあったじゃないですか。で、チームの規模が大きくなると、その中でさらに班分けがあったりして。秀次とかね。覚えてますか皆さん? あの超がんばりプレイボーイ秀次ですよ? 彼も好きでした。びっくりするくらい共感できました。

 みんなの陣地の裏でずっとずんだ餅作ってるのがチーム伊達。

 

 徳川は強いなあ。

 

 いろんな方がいろんなところで、「もしかしてこの大坂の陣は、豊臣が勝つんじゃないか?」とおっしゃっているのを見ました。

 確かに。ドラマ中の真田丸見たときはいけるなと思いましたよね。勝ったなこりゃ。

 ま~~でもあくまで大河ドラマで、歴史ものなんで、どうがんばっても幸村は負けるし、豊臣は滅ぶじゃないですか。それは1話から分かっていたことなのに、最終回になって、どうして三谷幸喜は負けるほうを主人公にしたんだ…!と思いました。こんなのどうしたって豊臣に愛着湧いちゃうじゃん。真田に負けてほしくないじゃん。なんで負けさすんだよ~~! と。

 それくらい惜しかったなあ。

 徳川が憎らしいほど強かった(&運がよかった)ので、つい徳川幕府つぶれろと思ってしまいました。

 よく考えたらもう潰れていました。

 

 さいごのホシノゲンに「ひら゛ま゛さあ゛あ゛ああ゛ああ!!!!」ってなりました。

 奴は秀忠としてなにをどうしたらガッキーとイチャコラできる人生を送れるんだ。父上ー!じゃないよ。こんにゃろ。

 

 どうあがいても真田丸は終わってしまいましたが、1年間ずうっと面白く見ていられたドラマをありがとうNHK。ドラマを見ててずっと泣きっぱなしだったのは生まれて初めてです。

 隙あらば番外編とかやってほしいですね。

 いい大河だったなあ。