monaho

monahoって、エスペラントで、僧侶の意味なんですって。

熱帯雨林物語

 エキサイト翻訳で「the jungle book」を翻訳してもらったら「ジャングル本」でした。お見事。

 ジャングル・ブックの吹替え版を観てきました~!

 伊勢谷ですよ! 伊勢谷友介ですよ! 伊勢谷友介ですよ!!!!

 

 またまたネタバレなので畳みます~。

 

  前回観たときも思ったけれど書き忘れていたことがあって、なにかというと、物語の導入部分です。ほんとに始まるところ。ディズニー映画って必ずシンデレラ城から始まるじゃないですか。花火上がって。ディズニーってロゴが出てきて。

 ジャングル・ブックもここから始まるんですけど、そこからの引きがいいんですよね~~!!! 「あれ?こんなにカメラ下がるっけな?」と思っていたら、案の定そのまま本編が始まるという。シンデレラ城の手前がジャングルになっている、という感じなんですね。かっこいいぜ。

 

 で、映像やストーリーに関しては前述の通りなので省きますね。何度観ても綺麗ですわ。ハァ。

 日本語版キャストですが、ラクシャが宮沢りえさん、バルーが西田敏行さん、バギーラが松本幸四郎さん、そしてシア・カーンが伊勢谷友介さんという豪華な面々です。すごいな~。

 ラクシャはモーグリの育ての母のオオカミですが、こう、気品があって、凜としていて、とっても綺麗なんです。声も合ってた…! 綺麗なひと!

 バルーは陽気な熊さん。劇中で歌うシーンがあります。そこはやっぱり、すごくよかったです。ノリノリなんだよなあ。かわいいよ。バルー。

 パンフレットに「バルーはちょっと型外れな先生みたい」というようなことが書かれていたのですが、観ながら「そうかもなあ」と思いました。ちょっとくらいならルールを破っても大丈夫、なんてあまりよろしくないことも教えてくれて、でも破天荒なわけではなくって。モーグリの周りにはいい大人がたくさん。

 

 で!

 そのいい大人の一人、モーグリのお目付役・黒ヒョウのバギーラは、もう、格好いいのなんの!

 字幕版ではモーグリの兄さんというか、ちょっと強面のイケメン、というふうに見えたのですが、松本幸四郎さんの声だと、ぐっとお父さん感が増しています。本当に面倒見てくれてるんだなあと。こっちが微笑ましくなってしまうくらい(笑)

 ここだけの話、吹替えの予告版を観たとき、「バギーラってもっと若いイメージだったんだけど…」と思っていたのですが、全然そんなことはなく! むしろ渋くて、でも決しておじさんではなくって、格好いいんですよ。色気があります。

 

 そしてシア・カーン!!

 吹替え最大の楽しみはこのシア・カーンの声でした。伊勢谷。友介。すきです。

 シア・カーンは吼えるシーンが多くって、考えてみるとあんまり伊勢谷は喋ってなかったような気がするのですが(汗)、でもその吼え声と話し声のマッチングがすごかったです。こう、掠れていて、喉を鳴らしている(甘えてるとかではなく)ような、息と声が混じったような……要するにえろくて格好いいんです。

 

 そのシア・カーンがね、夜にラクシャの四人の子ども(オオカミです)を集めてね、お話ししてる場面があるんですよ。動物の骨とかしゃぶらせて。

 ここは字幕で観ててもふおおおぉぉぉとなったところだったんですが、やっぱり吹替えでもすごかった。破壊力がとんでもねぇです。夜だから、凶暴なトラも一応ひそひそ話すんですよ。伊勢谷友介がひそひそ静かに喋ってるんですよ。ち ょ っ と 笑 っ た り す る ん で す よ 

 妹が隣で観ていたにもかかわらず、「ヒェェ・・・・」という溜め息が抑えきれませんでした。(バレていなかったようなのでセーフ)

 このシーンは、そこにラクシャが来て、子どもたちを連れ戻すというところで終わります。「もう寝る時間よ」と急いで子どもたちをシア・カーンから引き離すラクシャ。彼女としては戯れに子どもたちを殺されたら堪ったもんじゃありません。ところが思いの外、シア・カーンはあっさり子オオカミを解放します。しかしそのまま終わる彼ではないのです。ラクシャの後ろ姿に向かって一言。

 シア・カーン「……俺に懐いてる」

 Σすげえ自信だな!

 これには思わず私もびっくり。イヤ字幕でも同じことは言ってたのですが、伊勢谷ボイスで言われるとなんか笑っちゃう。格好いいんですけどね??格好いいんですよ???

 ちょうど「むいしきりんき」を書いてたときだったので、敵対心むきだしで「(操は)俺に懐いてる!(ぷんぷん)」っていう御頭が浮かんじゃって大変でした。

 

 久々に同じ映画を2度観ました。いいもんですね。昔は映画館あんまり好きじゃなかった(暗くて閉鎖的な空間+でかい音が嫌でしょうがなかった)のですが、最近ようやく克服できてきた…?かもしれません。

 タイミングが合えば、もう一回くらい観たいなあ。

 

    

       ↑字幕版の予告ですがぜひぜひ! 格好いいですよ~~